D300を買うべきか、D700を買うべきか...という記事を先日書きましたが、
その末尾に「D500」の動向次第で考えようかと付け加えました。
　
個人的には、次にニコンが出すであろう新機種は、周期的にはDXフォーマットのフラッグ機と思っていましたが、
このたび発表された新機種は「D5000」という、何ともいえない機種でした。(´・ω・｀)
　 　
ニコンのデジタル一眼レフカメラの機種は、
プロ仕様が１桁（D3など）、ハイアマチュア向けが３桁（D300、D700）、入門機が２桁（D90、D60）って感じだったのに、
ここへきて何故か入門機が４桁にインフレーションを起こしました。

唐突に「D5000」って何ですか。 過去に「D50」があったからって、何でわざわざ４桁ッ！？(´Д｀;;
まてよ、これは「D5000」ではなく「D50-OO（でぃーごじゅう・だぶるおー）」と読むのかッ!? （← ガンダムかよ！
「俺がデジカメ」かッ!?、「電池切れは万死に値する」かッ!?
　
D90と比較してみたのですが...
　
・撮像素子 … （D5000）CMOS・1,230万画素 vs （D90）CMOS・1,230万画素
・最大記録解像度 … （D5000）4288×2848ドット vs （D90）4288×2848ドット
・感度 … （D5000）ISO200～3200 vs （D90）ISO200～3200
・位相差AF … （D5000）11点・3D vs （D90）11点・3D

このあたりは、全くD90と同等。入門機としてはスペック高いですね。
　
・連続撮影速度 … （D5000）約4コマ/秒 vs （D90）約4.5コマ/秒
　→ 新幹線を近接で相手するには、こいつらの連写は無意味に近い。

・ファインダー … （D5000）約0.78倍 vs （D90）約0.94倍
　→ ファインダー倍率が低いものの、ライブビュー云々でカバーしてる感じ？
　
D5000はD60の後継というよりは、D90のマイナーチェンジ版で「D90S」とした方がピンとくるかもしれません。
動画機能とか余分なものが付いてきたため、お値段が....（ｒｙ
D90で作っている動画もいくらか見たことがありますが、被写界深度では圧倒的に一眼動画の方が有利なものの、
ホームビデオでは被写界深度云々より「映ってること」が大事なので、基本的にビデオカメラで撮った方が良いんじゃないかと。
　
液晶に頼るカメラなので電池が大変な事になりそうですが、バッテリーパックは付けられるのかしら？
　
　

　　
総括すると、D5000というヤツは....
　
　　・ 液晶バリアングルは魅力的！　だけど、今後の上位機種にも導入されるかもなので、それだけで飛びつくのはナンセンス。
　　・ ぶっちゃけ「D90S」！　D90にバリアングル液晶が付加されて、一部がデチューンされた。
　　・ 2nd機としては申し分ない機能性！　ただ、1st機としてはどうなんだろうという点がちらほら。
　　　（ボディ内AF駆動モーターは非搭載で、AFモーター内蔵レンズでしかAFが作動しない）
　
で、2nd機としては「買い」だろうけど、1st機としては「どうなん？」...というのが結論です。(´・ω・｀)
もちろん、D70をこれまで使っていた者としては欲しいところだけどッ！（ぁ
どこでD70に見切りをつけるべきか、またまた微妙になってきました。　
DXフォーマットのフラッグ機であるD300の技術がD90に落とされ、D90とD5000がほぼ同等性能という点を考えると、
そろそろDXフォーマットのフラッグ機に新しい技術が投入されてしかるべきだと思うのですが、
D300が2007年11月発売だった事を考えると、予想していたD300の後継機は秋口発売なんでしょうかね？(´・ω・｀)
　　
　
　
　

　
全く関係ないのですが、下灘の写真があったので。（’’；